営業アウトソーシング事業を展開する株式会社エグゼクティブ(本社:東京都中央区、代表:内山隆、以下:当社)は、「働きたいけど、働きにくい人が、安心して働けるように。」
介護でも、病気でも、子育てでも、高齢でも、外国人でも、遠方に住んでいても、やりがいのある仕事ができ、評価され、安定した勤務ができる仕事を作ること。を基本理念としています。
その活動の一環として、全社員通して“残業ゼロ”の取り組みを続けています。
残業がまったくないのが全社で当たり前であれば、だれでもが、退社後の時間を有意義に使うことができます。ジムに行って汗をかくのも良いかもしれません、家族と一緒に食卓を囲むのも良いかもしれません。例えば、子供の保育園へのお迎えも、残ってしまった仕事を気にすることはなく、残業中の他のメンバーへの罪悪感を感じることなく退社ができます。
ただ単純に社内メンバーのうちの誰か(短時間勤務者等)の残業時間をなくす事は比較的簡単です。本取り組みの難しいところは、全社員を通して“残業ゼロ”だからです。
誰もが『残業などないに越したことはない』と
思っているにも関わらず、残業を減らそう!との掛け声だけで、実現できないのは、残業をしなければならない理由があるからです。
生活費を稼ぐため、仕事で結果を出して評価を上げるため、期限のある仕事が終わらない為、です。
“残業ゼロ”を実現する為には、下記の3点が一つも欠けること無く同時進行していなければなりません。
1.会社として、残業をしないことを強く推奨している事
2.短時間で仕事をこなした方が、給与があがる制度がある事
3.残業をしなければならない仕事がない事
当社はこの実現のために下記の取り組みを行い、『ほぼ残業ゼロ』を実現しました。
1.会社として、残業をしないことを推奨している事
子育て世帯でもある社長自らが定時帰宅のモデルとなり、18時以降の仕事を一切止なくしました。この6年間、週に6回は家族と夕食の時間をとっています。
「(社長も)帰るよ!みんなも帰るぞ」と社員に言って回りました。
その結果、「帰っても大丈夫なんだ」と全社員が理解して、残業ゼロが文化として根付いていきました。
2.短時間で仕事をこなした方が、給与があがる制度がある事
勤務時間ではなく、どんな成果を上げたかによって評価される給与体系に変更しました。
これによって、いかに短時間で成果をあげようかと皆が考えるようになり、生産性が向上されました。
また、残業をしてもしなくても残業代が支給される制度を作りました。これにより「残業はしないほうがお得」という、会社からの強い主張が全社員に伝わりました。
3.残業をしなければならない仕事がない事
納期のある仕事、ボリュームの大きな仕事はありますが、柔軟にプロジェクトメンバーの増減ができるようにしました。これにより、プロジェクトメンバー内で仕事を分散し、一部のメンバーのみが納期に追われることがなくなりました。残業を誰かがしない事によって、その分を他の従業員にしわ寄せがいってしまうことがなくなりました。
「働きたいけど、働きにくい人が、安心して働けるように。」
介護でも、病気でも、子育てでも、高齢でも、外国人でも、遠方に住んでいても、やりがいのある仕事ができ、評価され、安定した勤務ができる仕事を作ること。