自宅を選択勤務地のひとつとして選ぶことができる制度です。
2016年~2017年は、社員の3割近くが妊娠~出産の時期にあり、自身やお子さんの体調不良などの理由で
会社へ出勤することが難しい…という社員が増えてきました。
そのため、大変な時は仕事における様々な『不自由』から開放されたほうがいい。
働くみんなが幸せになる制度が必要だ。と、社員への思いがきっかけとなり、導入されました。
・入社当初から活用している
・途中から切り替えて活用している
・緊急時にスポットで活用している
など、社員の状況に合わせて、様々な形で利用されています。
介護のため家を長くあけることができない…、転勤族で一定の職場で勤務することが難しい…、
移動手段がなく職場に行くのにとても時間がかかってしまう…などの事情で勤務場所が
限られてしまう場合や、生活環境が変化した際にも、柔軟に対応・活用されている制度です。
Q.Eさんの働き方について教えてください。
週5日、勤務時間は10:00~17:00です。状況に合わせて、会社か自宅で仕事をしています。
Q.「在宅勤務制度」を活用するきっかけは何ですか?
子供の小学校のPTA役員に就任し、学校行事の参加が増えた事が在宅勤務を活用する一番大きな理由です。
学校行事、保育園行事の参加などは平日午後(例13:45集合など)が多く、午前中会社に出勤して午後は
早退をしていましたが、通勤に1時間近くかかり、とてもタイトなタイムスケジュールだったため、
「こういう時、通勤の移動時間がないといいな・・」と思っていた時期に、在宅ワークを選択できる制度が
出来たので、すぐに希望・申請を出しました。
Q.活用前と後では業務効率はどのように変わりましたか?
まず、往復2時間超の通勤時間がないため、時間に遅れることなく行事に参加できるようになり、
仕事と家庭のライフワークバランスがとても良くなりました。
業務効率に関しては、『時間に追われる』ことから開放されたことで、余計な焦りがなくなったので、
そのおかげで、これまで以上に自分の業務に集中できるようになりました。
また、一人の空間での仕事は「やるぞ!」という意識がより一層高まるため、早い時間で成果を出せるなど
効率は上がっていると思います。
Q.在宅ワークで困ることはありますか?
必要な資料は共有サーバーを介せばすぐに使えますし、会社とはオンラインのツールで繋がっていて、
チームミーティングや会議への参加も可能なので、在宅ワークでの不便は全く感じていません。
Q.実際の働き方を教えてください(在宅時の一日の簡単なスケジュール)
06:30 起床
07:00 家族で朝食
07:40 上の子小学校登校
08:00 下の子保育園登園送り
08:20 家事(洗濯・掃除)
09:30 在宅ワークPC設定準備
09:45 就業開始
12:00 お昼休憩
13:00 午後業務開始
17:00 終業
終業後は、食事の買い出しや子ども達のお迎え、夕食、就寝と続き子ども達が寝た後は、
自分時間にゆっくりとTVを観て、リラックスながら一日を終えています。
ワーキングマザーの1日は忙しさと時間との戦いでなので、時間がない=余裕のなさが
毎日蓄積されると心が疲れてしまいますが、在宅勤務で得た時間の余裕が、心のメンテナンスに
繋がっているのでやってみて本当に良かった!と思っています。